鳩待峠の翌年は沼山峠へ、尾瀬沼ビジターセンターまで歩いてみた

9月22日(火)、福島県側の御池からシャトルバスで沼山峠へ上がり、尾瀬沼ビジターセンターまで歩いてきました。去年は群馬県側の鳩待峠から尾瀬ヶ原を歩いたので、今年は別の入口から尾瀬に入ってみようと考えていました。

前日は台風の影響で大雨でしたが、当日は天気に恵まれ、気持ちよく歩くことができました。この記事では、御池からのアクセス、木道の様子、現地の気温、そして尾瀬ヶ原と比べて感じたことをまとめます。

御池駐車場に車を止めてシャトルバスで沼山峠へ

福島県側から尾瀬沼へ向かう場合、御池から沼山峠までの区間はマイカー規制があり、一般の車は通年で通行できません。そのため、御池駐車場に車を止めて、シャトルバスに乗り換えます。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

駐車料金は、1時間以内であれば無料で、1時間を超えると1,000円です。ハイキングで利用する場合は、1,000円かかると考えておくとよいと思います。

シャトルバスの運賃は往復1,800円(片道900円)でした。2026年から料金が改定されたとのことなので、以前の情報を見て出かける方はご注意ください。乗車券は駐車場の脇にある売り場で購入できます。沼山峠までは20分ほどです。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

御池には休憩所があり、売店やトイレもあります。バスに乗る前に準備を整えておくと安心です。

沼山峠から大江湿原を抜けて尾瀬沼へ

沼山峠でバスを降りると、すぐに登山口があります。ここから尾瀬沼を目指して歩き始めます。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

森の中を少し歩くと、木製のデッキが整備された沼山峠展望台に着きます(まだ工事中)。ここから先は、大江湿原に向かって下っていきます。

森を抜けると一気に視界が開け、湿原の向こうに尾瀬沼が見えてきます。この湿原は大江湿原と呼ばれ、尾瀬沼の北東側に広がっています。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

歩行時間は計り忘れてしまいましたが、沼山峠から尾瀬沼の湖畔までは、片道1時間ほどです。詳しいコースタイムは、記事の最後に載せた写真でご確認いただけます。

整備された木道と台風翌日のコンディション

大江湿原に入ると、木道がまっすぐ延びています。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

前日は台風による大雨でしたが、その影響はほとんど感じませんでした。木道がしっかり整備されているため、ぬかるみを歩くことはなく、ズボンの裾が泥で汚れることも全くありませんでした。

ただし、行きは木道がまだ濡れていて、何カ所かで足が滑りました。帰りには木道が乾いてきて、足元がかなり安定しました。雨の翌日に歩く場合は、特に朝のうちは足元に注意が必要です。

湿原の中には、ベンチのある休憩スポットがいくつかあります。

歩き進めるにつれて、尾瀬沼がだんだん近くに見えてきます。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて
尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

途中には尾瀬ヶ原方面への分岐もあります。今回はここを通り過ぎて、尾瀬沼ビジターセンターを目指しました。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

尾瀬沼ビジターセンターと燧ヶ岳の眺め

大江湿原を抜けると、尾瀬沼ビジターセンターに到着します。周辺には山小屋などの建物があり、ひと休みするのにちょうどよい場所です。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

この日は晴れていたので、尾瀬沼の向こうに燧ヶ岳がきれいに見えました。青空と湖面、湿原の草の色がそろい、ここまで歩いてきてよかったと思える景色でした。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて

気温15度、フリースが必要だった体感

当日の気温は15度ほどで、フリースを着ないと寒く感じるくらいでした。東京では30度を超えていたそうで、同じ日とは思えない陽気の違いに驚きました。

尾瀬沼の周辺では風が通るため、少し寒く感じました。ところが、沼を離れて森林に入っていくと、再び暑くなってきます。風の当たり方ひとつで、体感温度がかなり変わることを実感しました。

9月下旬の尾瀬へ行く場合は、平地の気温で服装を決めず、脱ぎ着しやすい上着を1枚持っていくと安心です。

尾瀬沼と尾瀬ヶ原、どちらを選ぶか

去年は鳩待峠から尾瀬ヶ原を歩きました。2年続けて違うエリアを歩いてみて、それぞれに良さがあると感じています。

尾瀬らしさという点では、やはり尾瀬ヶ原でした。広い湿原に木道が延びる風景は、多くの人が思い浮かべる尾瀬の姿そのものです。

一方、体力的にラクに来られたのは尾瀬沼でした。標高差100m程度の上りで済むため、ビジターセンターまでの道のりは無理なく歩けました。

ただし、車でのアプローチは尾瀬沼のほうが大変でした。東北自動車道の西那須野塩原ICから御池駐車場までは約100km、2時間15分ほど。高速道路を降りてからの山道が長く、運転かなり疲れました。

鳩待峠へは、関越自動車道の沼田ICから戸倉の駐車場まで約35km、50分ほど。鳩待峠にはマイカーで直接入れないため、戸倉から乗合バスに乗り換えますが、それを含めてもアプローチは鳩待峠側のほうが圧倒的に楽でした。

まとめ

御池からシャトルバスで沼山峠へ上がり、大江湿原を抜けて尾瀬沼ビジターセンターまで歩くルートは、体力的な負担が少なく、気軽に尾瀬の景色を楽しめるコースでした。台風の翌日でも木道が整備されていたおかげで、足元が汚れることもありませんでした。

尾瀬らしい風景を楽しみたいなら尾瀬ヶ原、体力に不安あるなら尾瀬沼、と目的に合わせて選ぶのがよいと思います。首都圏から車で行く場合は、高速道路を降りてからの運転時間も考えて計画されることをおすすめします。

コースタイム(高解像度写真)

最後に、現地で撮影したコースタイムの案内板を載せておきます。皆さんに案内板の文字まで読んでいただけるよう、あえて高解像度で掲載しています。ページが重くなって記事が読みにくくならないよう、一番最後に配置しました。拡大してご覧ください。

尾瀬沼 御池から沼山峠ルートにて