目次
1. 新幹線の改札で出られなくなった
先日、新幹線の切符を失くさないように、また乗車中すぐに取り出せるようにと、スマホリングと本体の間に切符を挟んでおきました。乗車中は特に問題なく、便利に使えていました。ところが目的地に着いて改札を通ろうとしたところ、ゲートが閉まって出場できませんでした。慌てて駅員さんに事情を説明し、切符を手渡しして有人改札から出場することができました。あとから考えれば当然のことでしたが、その場では原因にすぐ気づけませんでした。
2. 磁気乗車券はどういう仕組みで読み取られているのか
新幹線や在来線の切符の裏面は、酸化鉄などの磁性体が塗布されており、そこに乗車区間や日付などの情報が磁気記録として保存されています。自動改札機はこの磁気情報を読み取ることで、切符が有効かどうかを判定する仕組みになっています。つまり切符そのものは「小さな磁気テープ」のような存在でした。
3. スマホリング・MagSafeの磁石がなぜ切符を壊すのか
スマホリングやMagSafeには、本体をしっかり固定するための強力な磁石が使われています。磁気ストライプのカードや切符をこの磁石に近づけると、記録されている磁気情報が乱れたり消えたりしてしまいます。特にリングと本体の間に切符を挟んでおくと、磁石とほぼ密着した状態が長時間続くため、財布の中で軽く触れる程度よりもずっと磁気不良が起きやすくなります。今回のケースは、まさにこの典型的な例でした。
4. 同じことが起きやすい身近なケース
磁気不良が起きやすい代表例としては、手帳型スマホケースのカードポケットに入れたクレジットカードやキャッシュカード、財布の中で重ねて持つ磁気ストライプカード、ホワイトボード用の磁石やマグネット式コインロッカーキーとの接触などが挙げられます。一方、Suicaなどの交通系ICカードは磁気記録ではなく非接触のIC方式のため、この種の影響を受けにくいという違いがありました。
5. 今すぐできる対策
磁気切符やクレジットカードは、スマホリングやMagSafe充電器の磁石からできるだけ離して保管することが基本でした。紛失防止が目的であれば、磁石を使わないカードケースやチケットホルダーを使う方法がおすすめです。また、モバイルSuicaやEX-ICアプリなどでチケットレス化してしまえば、そもそも磁気切符を持ち歩く必要自体がなくなります。普段からスマホリングを使う方は、リングの近くに磁気カードを置かない習慣をつけておくと安心です。
6. まとめ:今後は磁気切符自体が減っていく
JR東日本など首都圏の鉄道各社は、2026年度末以降、磁気乗車券からQRコード乗車券への置き換えを進めていく方針を発表しています。将来的には今回のようなトラブル自体が起こりにくくなる見込みですが、当面は磁気カードと磁石の組み合わせには注意が必要でした。
