「Synology DS725+の容量拡張で失敗しかけた話 ― DX525をやめて12TB×2台に換装した理由」





NASの容量拡張、拡張ユニットを使えば簡単だと思っていました。しかし調べてみると意外な落とし穴が…。同じ失敗をしないための体験記です。

はじめに ― DS725+を購入した経緯

先日、SynologyのNAS「DS725+」を購入しました。搭載したHDDは6TBを2台で、RAID構成はSHRを選択しています。

💾 現在の構成

項目内容
NAS本体Synology DS725+(2ベイ)
HDD6TB × 2台
RAID構成SHR(Synology Hybrid RAID)
実効容量約6TB

SHRは冗長性を確保する仕組みのため、6TB×2台であっても実際に使える容量は約6TBです。最初のうちはこれで十分だと思っていたのですが、使い続けるうちにだんだんと容量の不足を感じるようになりました。

容量不足を感じてDX525の導入を検討

容量を増やす方法として、まず目をつけたのがSynologyの拡張ユニット「DX525」です。

DX525とは?
Synology NASに最大5ベイ分のストレージを外付けで追加できる拡張ユニットです。本体のベイ数を超えてHDDを増やせるため、手軽な容量拡張の手段として知られています。

もともと将来的に使うことを想定していたため、これが最善の選択肢だと考えていました。

⚠ 落とし穴 ― ケーブル接触不良というリスク

購入前に改めて情報を調べ直したところ、大きな問題点が見つかりました。

🔴 ケーブル1本が命綱になる危険な構造

DX525は本体と1本の専用ケーブルで接続する構造になっています。このケーブルに接触不良や断線が発生すると、NAS本体側が「拡張ユニットのHDDが突然消えた」と認識してしまいます。

特に、接触が不安定な状態が続くと、本体側のHDDに保存されているデータまで巻き込んでクラッシュする恐れがあるとのことでした。

回避策はあるが、目的に合わない

この問題を回避するには、拡張ユニット側のHDDを本体とは別のストレージプール(別ボリューム)として設定する方法があります。こうすればケーブルトラブルが起きても本体側のデータには影響しません。

しかし、別プールにするということは、本体側の既存の容量を拡大することにはならないのです。データの保存先を手動で振り分ける運用になってしまいます。

📊 比較まとめ

構成方法メリットデメリット
同一プールで拡張1つの大きなドライブとして使えるケーブル断線で全データ破損リスク
別プールで追加本体側データは安全容量拡大にならず管理が煩雑

✅ 結論 ― DX525を諦めて12TB HDD×2台に換装

今回の目的は、あくまで「同じストレージプール内で使える容量を増やすこと」でした。別プールとして追加するのでは、データの保存先を手動で振り分ける手間が増えるだけで、求めていた解決策とは違います。

💡 採用した方法

DX525の導入は見送り、DS725+本体に入っている6TBのHDDを12TBのHDD 2台に交換するというシンプルな方法を選びました。

🔄 SHRでのHDD換装手順(概要)

  1. 1台目の6TB HDDを取り外し、12TB HDDを挿入
  2. DSM上で修復(リビルド)が自動で開始される
  3. 修復完了まで待つ(数時間〜1日程度)
  4. 2台目も同様に交換・修復
  5. ストレージマネージャーからボリュームを拡張

→ データを保持したまま、実効容量が約6TB → 約12TBに拡大できます。

📝 これからNASを買う人へのアドバイス

将来的にHDDの台数を増やして容量を拡張したいのであれば、最初から4ベイ以上のモデルを選ぶべきです。

2ベイモデルは本体がコンパクトで価格も抑えられますが、台数による拡張の余地がありません。拡張ユニットはあくまで補助的な位置づけであり、同一プールでのシームレスな容量拡大には向いていないと理解しておいた方がよいです。

🏁 まとめ:NAS選びのチェックポイント

  • ✅「今必要な容量」だけでなく「将来の拡張方法」まで見据える
  • ✅ 台数を増やしたいなら4ベイ以上のモデルを選ぶ
  • ✅ 拡張ユニットは別ボリューム運用が前提と考える
  • ✅ 同一プールで容量を増やすならHDD換装が安全

これからNASの購入を検討されている方は、「今必要な容量」だけでなく「将来の拡張方法」まで見据えてモデルを選ぶことをおすすめします。


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