春の足音を探しに──小石川植物園 2月の花便り

青空が広がり、気温はなんと19度近くまで上昇。風もなく、まるで4月のような陽気に誘われて、小石川植物園へ足を運びました。梅・桜・サンシュユ・コブシ……2月末とは思えないほど多くの花に出会えた、贅沢な春の散歩をレポートします。

小石川植物園とは

小石川植物園(正式名称:東京大学大学院理学系研究科附属植物園)は、東京都文京区白山に位置する日本最古の植物園のひとつ。1684年(貞享元年)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」を起源とし、明治10年(1877年)に東京大学附属植物園として整備されました。

広さは約16ヘクタール(東京ドーム約3.4個分)で、4,000種以上の植物が栽培されています。系統分類園・薬草園・温室・日本庭園など多彩なゾーンがあり、植物好きには何度訪れても飽きない場所です。

所在地東京都文京区白山3-7-1
アクセス都営三田線「白山駅」徒歩8分 / 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩10分
開園時間9:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始
入園料一般 500円 / 学生 250円 / 小学生以下 無料
公式サイトhttps://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

今日出会った花たち

🌸 梅(ウメ)

苔むした太い幹から無数の枝を広げた老木が、淡いピンクの花を咲かせていた。青空とのコントラストが美しく、しばらく見とれてしまった。サクラより一足早く春を告げる梅の、凛とした佇まいが好きだ。

🌼 サンシュユ(春黄金花)

葉が出る前に、細い枝いっぱいに鮮やかな黄色の小花を咲かせるサンシュユ。遠くから見ると枝全体が金色に輝くようで目を引く。別名「春黄金花(ハルコガネバナ)」と呼ばれ、その名の通りの美しさだった。

🌺 桜(サクラ)―― 今年は早い!

なんと2月末にして、一部の桜がもう咲き始めていた! まだ数輪ではあるが、ふっくらとした蕾が弾けるように開き始めている。今年の開花は早そうだ。満開の日が今から待ち遠しい。

🌳 ミヤマガンショウ

青空を背景に、白い大きな花びらを広げた木が堂々と立っていた。枝先を埋め尽くす白い花を見上げると圧巻の景色。春の青空に白い花は、本当によく映える。

🌿 メタセコイアの林

冬枯れのメタセコイアが林立するエリアは、まるで別世界のような静けさ。赤みを帯びた幹と無数の細い枝が空に向かって伸びる姿はとても幻想的だ。夏の新緑・秋の黄葉とはまた異なる、季節の変わり目ならではの表情を見せてくれた。

🌼 スイセン(水仙)

白い花びらに淡黄色の副花冠を持つ、房咲きスイセンが見事な株を作っていた。清楚でありながら甘い香りを漂わせ、近くを通るたびに足が止まる。背後の枯れ枝とのコントラストも絵になる一枚だった。

💙 ハナニラ

地面の草の中にひっそりと咲く、淡い青紫色の星形の花。開いたばかりのものはやや濃い青紫、少し経ったものは白に近いブルーと、個体によって色の濃さが異なるのが面白い。小さいけれどよく目立つ、春の地面を彩るかわいらしい花だ。


散歩を終えて

約1時間、ゆっくりと園内を一周した。梅・サンシュユ・スイセン・ハナニラと、2月末にしてこれだけ多くの花が咲いていたのは驚きだった。そして、わずかに開き始めた桜の花が、今年の春の訪れが早いことを予感させる。

こうして緑の中を歩くと、季節の移ろいを改めて感じることができる。小石川植物園は、都心にいながら自然に感謝できる貴重な場所。自宅の近くにもこのような場所があればなと思う。

📍 小石川植物園|東京都文京区白山3-7-1
公式サイトはこちら →

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