タント(LA650S)のバッテリー交換をDIYで|M-42の選び方・交換手順・使用済み回収

ダイハツ・タント(LA650S)のバッテリーを、自分で交換しました。新車から4年半、走行距離は約16,000kmでの交換です。

この記事では、純正と同じM-42を選んだ理由、ナビやパワーウインドウの設定を消さないためのメモリーキーパーの選び方、実際の交換手順、そして使用済みバッテリーの回収までをまとめています。これからDIYで交換される方の参考になれば幸いです。

交換を決めた理由

わが家のタントは、週末の買い物に使う程度です。4年半で走行距離は約16,000kmと少なめでした。

走行距離が少ない車は、走行中の充電が追いつかず、バッテリーが弱りやすい傾向があります。そのため、バッテリー上がりを防ぐ目的で、3週間ごとに充電器で補充電していました。

始動に不安を感じる症状は出ていませんでしたが、年数が経ってきたことから、突然上がる前に交換することにしました。

バッテリーの選び方|同じM-42を選んだ理由

純正はアイドリングストップ車用のM-42

タント(LA650S)には、新車時にアイドリングストップ車用の「M-42」サイズのバッテリーが搭載されています。交換時には、容量を上げたM-55やM-65も適合するとされています。

アイドリングストップ車は、停止と始動を繰り返すため、専用のバッテリーが必要です。一般車用のバッテリーは使わないように注意してください。

容量アップをしなかった理由

今回は、容量アップはせず純正と同じM-42を選びました。これまでの4年半、M-42で不自由を感じたことがなかったためです。容量の大きいバッテリーは重量も増えるため、この使い方であれば、そのほうがデメリットになると考えました。

回収伝票が同梱された製品を選ぶ

もう一つの条件は、国内メーカー製で、使用済みバッテリーの回収まで含めて安価な製品であることでした。

通販では回収用の伝票が別売りされていることもありますが、手配の漏れを防ぐため、最初から無料回収伝票が同梱されたパナソニックのN-M42/EPを選びました。

メモリーキーパーの選び方

バッテリーを外すと車の電源が完全に切れ、パワーウインドウやカーナビなどの設定が消えてしまう場合があります。再設定の手間を避けるため、交換中も電源を保持する「メモリーキーパー」を使いました。

クリップ式ではなくOBDII給電式にした

メモリーキーパーには、バッテリーのケーブル端子をワニ口クリップで挟むタイプと、車内のOBDIIコネクタにつなぐタイプがあります。最近の車はエンジンルームに余裕が少なく、作業中にクリップが外れるおそれがあるため、OBDII給電式を選びました。

モバイルバッテリー式ではなく乾電池式にした

電源は、USBモバイルバッテリーから取るタイプのほうが便利です。ただ、ボタンに触れて電源が切れたり、モバイルバッテリーの自動電源オフが働いたりするのが心配だったため、乾電池式にしました。

カーバッテリー取り外してもパワーウインドウやアイドリング不調を起こさせないようにメモリーキーパーをOBDII二接続給電

あると便利な工具

バッテリー端子と固定ステーのナットは、どちらも10mmのソケットで外せます。エンジンルームは狭く、大きな力も必要ないため、小型のラチェットがあると作業しやすくなります。

交換前の準備|届いたバッテリーの確認

届いたバッテリーは、2025年11月製造で、電圧は12.7Vでした。

アマゾンで購入したM-42カーバッテリーの到着荷姿
M-42バッテリの開梱状態
下部に返却用書類あり
返却方法を記した書類

出荷時に充電済みとされていましたが、取扱説明書の表と照らし合わせると、この電圧は充電状態でおよそ100〜70%の範囲にあたります。満充電とは限らないため、念のため交換前に充電器で補充電しました。充電するときは、説明書に沿ってキャップを開け、火花を近づけないよう注意します。

到着した新品バッテリーを補充電

交換手順

メモリーキーパーを接続する

タントのOBDIIコネクタは、運転席の左足側にあります。ここにメモリーキーパーを接続し、電源が供給されていることを確認します。

接続後は数分待ち、ルームランプなどが自動で消灯して車の電装品が落ち着いてから作業を始めました。

古いバッテリーを外す

外すときは、マイナス端子、プラス端子、固定ステーの順に進めます。マイナスを先に外すのは、工具が車体に触れてもショートしないようにするためです。

ここで一つ注意があります。メモリーキーパーを接続している間は、車側のプラスケーブルに電気が来たままです。外したプラス端子が車体の金属部分に触れるとショートするため、布やビニールでくるんでおくと安心です。

新しいバッテリーを取り付ける

取り付けは、外したときと逆の順番です。新しいバッテリーを載せて固定ステーで固定し、プラス端子、マイナス端子の順につなぎます。端子のナットは、手で揺すっても動かない程度に確実に締め付けます。

メモリーキーパーを外して始動を確認する

端子をつないだら、メモリーキーパーを外し、エンジンが問題なく始動することを確認します。交換作業そのものは、特に難しいところはありませんでした。

交換後の確認

交換後、パワーウインドウ、時計、カーナビなどの設定を確認しましたが、消えていたものはなく、再設定は必要ありませんでした。警告灯の点灯もありません。

交換中もメモリーキーパーで電源が保持されていたためと考えられます。バッテリー交換後にパワーウインドウの初期化などが必要になる車もあるため、数百円〜千円台で手に入るメモリーキーパーは、用意しておく価値があると感じました。

使用済みバッテリーの回収

新しいバッテリーは佐川急便で届きましたが、同梱の説明書によると、使用済みバッテリーの回収は福山通運が担当するとのことでした。

福山通運は利用したことがなかったため、ユーザー登録をしてWebから集荷を依頼しました。朝に依頼したところ、その日の昼には回収に来てもらえました。送り先は愛知県内でした。

古いバッテリーは重く、処分に困るものです。回収伝票付きの製品を選んでおくと、交換から処分までを自宅で済ませられます。

まとめ

タント(LA650S)のバッテリー交換は、10mmの工具があれば自分でも短時間で行えます。ポイントは、アイドリングストップ車用のバッテリーを選ぶこと、メモリーキーパーで設定を守ること、そしてプラス端子のショートに注意することの3点です。

今回は純正と同じM-42を選び、交換後の不具合もなく作業を終えられました。回収伝票付きの製品を選べば処分の手間もかかりません。走行距離が少なく、バッテリーの状態が気になっている方は、早めの交換を検討してみてください。